タイ移住体験記50代女性のケース

このタイ移住体験記はタイ・バンコクに住んで7年になる50代女性の記事です。


トンローエリアを循環している通称「赤バス」。好きな場所で乗り降りできる。


大学の建物の日陰でランチを食べる学生たち

バンコクに住んで7年になる。
越してきたのは2011年、アユタヤが大洪水に見舞われた年だった。雨はなかなかやまず不安な日が続いたが、さほど大きな被害もなくやがて雨季は終わった。

その後、アソーク地区のアパートに引っ越した。

住人から「この通りはすぐ水が溢れるのよ」と耳打ちされた。

数日後に大雨が降り、実際に水が溢れた。大洪水では被害を受けなかったが、雨季の大雨ではすぐに水が溢れる。バンコク市内にはそういうソイ(通り)がいくつもある。


黄色い法衣姿が初々しい若い僧侶たち。タイでは短期間だけの出家もできる。

タイの気候について

タイは四季の代わりに、暑季、雨季、乾季の3つの気候で一年が分けられている。

バンコクの暑季は2月から5月。とにかく暑い。一年を通してほぼ毎日30度を超えるけど、この頃は35度を超える日が多くなる。

雨季は5月から10月
雨は豪快にザッと降ってサッと止む「スコール」が多い。その結果、先述のように一部のソイでは水が溢れ、洪水状態になってしまう。湿度も高く、なかなか厄介な季節だ。

 

乾季は10月から2月
一年でいちばん過ごしやすい季節だ。エアコンを使わずに安眠できるほど。
ずーっとこんな気候が続くといいなぁ、と思っているうちに次の暑季がやってくる。それがバンコクの一年だ。

タイの交通について

雨の日の移動に大活躍するのがBTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)。
運賃は16~44バーツ(1バーツは約3、3円)でバンコク市内を網羅している。

急いでいるときに一番確実な移動手段だ。

タクシーはぼったくりの悪評も高いが、うまく使えば強い味方。

初乗りも35バーツと安い。近距離利用ならモタサイ、トゥクトゥクなど、交通手段には事欠かない。

そしてBTSが通る主要幹線道路「スクンビット」沿い、アソーク駅からエカマイ駅までの4駅周辺が日本人に人気の居住エリアだ。日本食の店やレストランも多く、日本人御用達のスーパーマーケットも点在する。


派手なベストが目印の「モタサイ」は後ろに客を乗せて運ぶバイクタクシー

タイの住宅事情

家賃は5万から8万バーツあたりが人気で、
同じアパート内に住んでいるのがほぼ日本人というケースもよくある。

 

人気の居住エリアで、新築で、駅近、買い物に便利、ついでにお洒落なカフェがあったらなおいいわぁ、という感じで探していくと、家賃は高くなっていく。

 

光熱費の大半は電気代が占める。

アパートの場合、オーナーが1ユニットの設定額を決めるため、請求額は正規料金よりも高くなる。設定額はアパートごとに違うため、下見の際に確認するのがおススメ。

一か月あたりの料金は、夫婦二人で5000バーツの人もいれば、家族4人で20000バーツという人もいる。暑い国なのでエアコンの使用時間が料金に大きく影響する。また、料理用コンロもほとんどは電気式だ。

 

水道代は日本と比べるとかなり安い。使い方によって違いはあるが、100~700バーツ程度。
定額制を取っている場合にはこの限りではない。

 

コンドミニアムやタウンハウスなど、オーナーの持ち部屋を賃貸している場合、公共料金の請求書は郵便で借り手に直接届くため、正規料金での支払いとなり、その分安い。

バンコクでの日本食材について

バンコクは日本人向けの食材が豊富だ。

最近では日本直輸入の生鮮品を販売する市場もオープンするなど、買い物の選択肢が増えている。

関税が高いため、値段は日本の2~3倍

これは日用品にも言えることだ。

酒類は日本酒も焼酎も日本のウイスキーも揃っているが、酒税が高い上に今後も値上がり傾向にある。

参考までに我が家で買っている芋焼酎は、日本で1000円程度だが、バンコクでは3000円以上に相当する。考えると胃が痛くなるので、何も考えないで飲むようにしている。

タイ国内で生産している食材は安いが、日本人好みに作られる野菜類は思ったほどには安くない。

そんな中でもお買い得なのはタラート(市場)。

青果や新鮮な肉、魚の他、ちょっとしたタイ料理を楽しむこともできる。それぞれに特色があるので、タラート巡りをしてみるのも面白い。


毎週木曜日だけ開くタラート。ランチの時間帯は人でごった返す


みかんを絞ってジュースを作るお兄さんたち。タイのみかんは濃い甘さが美味


みかんを絞ってジュースを作るお兄さんたち。タイのみかんは濃い甘さが美味

移住するならメイドを雇って快適生活

日本と比べて格安なのはメイド(アヤさん)を雇う料金だ。

家事全般、子供の世話の他、簡単な料理や買い物を頼むこともできる。
料金は通いの場合、月3000バーツ程度からで、勤務日数、仕事内容によって変わる。

仕事ぶりには満足している人が多いようだが、時に「タンスの中の現金がなくなった」「香水が少しずつ減っている」などのトラブルも耳にするので、注意も必要。

タイ人の性格について

それでも総じて愛想のよいのがタイ人の良いところ。
屈託のない笑顔を作ることにかけては天下一品だ。でも仕事の上での付き合い方には、少々厄介な面もある。

「見栄っ張りで責任感に乏しく協調性がない」と散々な評価を受ける事もあるタイ人。
面子を潰されることを嫌うため、人前で名指しで叱るのはご法度だ。

また、わからない事に直面すると、調べる努力をするよりも、問題の存在そのものを脳内から削除する特技も持つ。この辺りは日本人の気質と違う点だろう。

 

タイ人と触れ合うためにはまずタイ語を学ぶことが大切だ。
中には英語や日本語を話せる人もいるが、日常生活の中では決して多くない。

少しのタイ語でも、人間関係を築く上では大きな助けとなる。タイ人との交流会に参加したり、語学交換の相手を探すなど、方法は色々とありそうだ。

女性が一人で歩いても危険のない街バンコク。

のんびりした時間と相反するスピード感が混在している。
7年住んでも飽きることのない魅力的な街であり、どこまでも奥の深い国だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です